保険料は一括払いができる?一括払いをするメリット・デメリット
生命保険や医療保険などは月々の支払い額にフォーカスしている広告などが多く見受けられ、一般的な払込方法は月払いだから、と払込方法に気を使わずに契約している人も多くいるのではないでしょうか。実は払込方法には月払いだけでなく、一括払いという方法もあります。今回は保険料の一括払いのメリット・デメリットについて解説します。
保険料の払込方法は選択できる
保険料の払込方法は月払い、半年払い、年払い、一括払いなどから選ぶことができます。総払込額は月払いよりも半年払い、年払い、一括払いのほうが抑えられることがありますが、自分の経済状況に応じた払込方法を選ばないと、大きな負担となってしまうことがあります。保険料の払込方法は、以下の通りです。
・月払い
・半年払い
・年払い
・一時払い
・一括払い
・前納
・全期前納
保険会社により、呼び方が異なる場合もあります。契約時に払込方法を選択しますが、途中で払込方法を変更することも可能です。ただし、保険会社や商品次第では変更できないこともあります。
一時払いと一括払い(全期前納)の違い
払込方法の中に一時払いと一括払いがあり、一括払いは全期前納払いと呼ばれることもあります。契約した保険期間が10年であれば、10年分の保険料を1回で支払う方法です。
一時払いも一括払いも、月払いに比べると多額のお金が必要になりますが、割引が適用されるため、トータルで支払う保険料が月払いや年払いよりも安くなります。支払い方法は一緒ですが、一時払いと一括払いは内容が異なるため、その違いについて理解しておきましょう。
一時払いは1度に払い込み、一括払い(全期前納払い)は一旦預けておく
一時払いは、保険期間全体の保険料を1回で払い込むことで、一括払いは全保険期間の保険料を一旦保険会社に預けておき、払込期日が来るたびに保険会社が保険料に充当していくというものです。
毎年の生命保険料控除の対象になるかどうか
毎年行う、確定申告や年末調整で生命保険料控除の対象になるかどうかの違いがあります。一時払いは1回で払込が完了してしまうため、支払った年のみ控除対象になります。
一括払いでは期日が来るたびに払い込むことになるため、毎年控除対象になります。
契約者死亡時、解約時の返還金が異なる
一時払いと一括払いでは、契約者が亡くなったときや解約したときに受け取る返還金が変わります。一時払いでは返還金は受け取れず、一括払いでは受け取れます。
一括払いは保険会社に「一旦預けておく」という取り扱いであるため、払込期日未経過の保険料は返還されるというものです。また解約返戻金は一時払いでも一括払いでも受け取れます。
一括払いのメリット・デメリット
今までは月払いで保険料を収めていたけど一括払いができることがわかれば、払込方法の変更を検討し始める人もいるのではないでしょうか。総払込額が安くなるメリットもあれば、デメリットになる点もあり、それぞれ理解しておく必要があります。
メリット① 月払いや年払いよりも安くなる
一括払いにすると割引が適用されるため、月払いや年払いなどよりも総払込額は安くなります。どの程度の割引になるのかは保険会社や商品によって異なるため、しっかり確認した上で自分の経済状況も考えて決めることをおすすめします。
メリット② 解約返戻金が増える
保険が満期を迎えた際に受け取れる解約返戻金が、月払いよりも一括払いの方が高くなります。
メリット③ 保険料が戻ってくる
保険期間中に契約者が亡くなった場合や保険を解約した場合、未経過分の保険料が戻っます。たとえば、保険期間10年で一括払いにしていて7年後に亡くなった場合、残り3年分の保険料は戻ってくるということです。また、保険期間の途中で解約した場合、解約返戻金も受け取ることができます。
メリット④ 保険料の控除
一括払いは全保険期間の分を1度に支払うことになりますが、保険会社が一旦預かっておいて、払込期日に充当していくという扱いのため、毎年の年末調整や確定申告で保険料控除の対象になります。
デメリット① 多額のお金が必要
一括払いでは月払いなどに比べて、多額のお金が必要になります。契約内容次第では、大きな負担となり得るため、世帯収入や貯蓄など経済状況をしっかり考慮する必要があります。
デメリット② 解約返戻金の元本割れの可能性あり
契約後すぐに解約すると、解約返戻金が元本割れする可能性があります。貯蓄型の生命保険などは満期を迎えるまでの長期契約が前提になるため、中途解約時の返戻金は元本割れするリスクがあります。
中途解約する理由として、急に多額のお金が必要になるという場合が多くあります。多額のお金が必要になったから保険を解約する、ということや保険料を一括払いにしたために必要なお金が足りなくなった、などということにならないように気をつけましょう。
まとめ
保険料を月払いで契約することは家計管理がしやすく、一般的な払込方法という認識があるかもしれませんが、実は保険料は一括で支払うことが可能で、月払いよりも割安になります。契約途中で払込方法の変更も可能で、支払う総額が抑えられるというのは大きなメリットになるかもしれません。ただし、1度に多額のお金が必要になること、返戻金の元本割れのリスクがあるというデメリットがあることも理解しておきましょう。手元に余剰資金があり、保険料をできるだけ節約したい人は、契約時に契約内容だけでなく、払込方法までしっかり相談することをおすすめします。
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